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天下一品のいま

 

天下一品(天一)の現在地:閉店ラッシュの背景と今後の展望

京都発のラーメンチェーン「天下一品(天一)」は、その濃厚な“こってりスープ”で根強いファンに支持されてきました。しかし近年、首都圏を中心に複数の店舗が閉店し、現在は全国で約209店舗まで減縮。ファンからは “閉店前に食べ納めを” といった声も上がる中、なぜ今縮小局面を迎えているのか。その背景・原因・今後の可能性を総まとめでお届けします。

1. 閉店ラッシュの実態:首都圏10店舗が6月末で閉鎖

天下一品 渋谷店の外観

2025年6月末に、渋谷・新宿・池袋・川崎・大宮など首都圏を中心に10店舗が一斉閉店。全国では2023年の223店舗から、2025年には209店舗まで減少しています。

2. 背景① 経済環境の変化とコロナの遺産

閑散とした天下一品の店内

新型コロナによる外出自粛や営業時間の制限により、夜営業中心だった店舗の売上が大幅に減少。融資の返済時期と重なったことで、閉店を余儀なくされた店舗も増加しました。

3. 背景② 原材料・人件費の高騰と値上げの反動

値上げされたラーメンのメニュー表

原材料費・光熱費・人件費の高騰を背景に、価格はここ10年で約30%上昇。これにより「ラーメン一杯に1000円は高すぎる」との声が一部で出ています。

4. 背景③ フランチャイズ形式の限界

都心立地の天下一品店舗

天一の約9割はFC運営。都心の高家賃立地では採算が合いづらく、契約解除・撤退するオーナーが増加傾向にあります。

5. 今後の展望と新たなチャレンジ

新商品:こってり雪見アイス

ラーメンソースを使った「こってり雪見アイス」や“こってりMAX”など、従来の枠を超えたチャレンジも続々登場。今後はこうした話題性を起点に再浮上できるかが焦点です。

まとめ

天下一品は確かに縮小傾向にありますが、依然として熱狂的なファンに支えられています。今後は都心のコスト構造を見直しつつ、新しい商品・顧客体験でブランド価値を高めていくことが求められています。再び成長軌道に乗ることはできるのか――その動向から目が離せません。